公然わいせつ容疑草なぎ剛を起訴猶予処分の賛否?

東京区検は1日、公然わいせつ容疑で現行犯逮捕された人気アイドルグループ「SMAP」のメンバー、草なぎ剛(34)を起訴猶予処分とした。事件は区切りを迎えたが、警察やメディアには市民から賛否両論が寄せられる異例の展開もみせた。今回の騒動はいったい何だったのか。

 「この程度で逮捕する警察はおかしい。厳重注意で十分だ」「公園という公共の場で、酔って裸で騒いでいたのだがら、警察の厳しい対応もうなずける」。

 草なぎが全裸になっていた疑いで警視庁赤坂署に現行犯逮捕された4月23日以降、産経新聞には赤坂署の対応をめぐって読者からさまざまな意見が寄せられた。家宅捜索した同署には草なぎのファンらから抗議の電話が殺到し、対応に追われる一幕もあった。

 識者からも是非の声が上がった。

 「(逮捕や家宅捜索した理由について)もっと説明責任を果たしても良かったのではないか」。藤竹暁学習院大名誉教授(マスコミ理論)は警察側の対応にこう注文をつけた。

一方、警察取材の経験が長いジャーナリストの大谷昭宏氏は「夜の公園で裸で騒いでいたのだから、逮捕は当然。厳重注意だけで済ませば、逆に批判を招くだろう」と“警察批判”にクギをさす。草なぎ宅への家宅捜索についても「薬物との併用を確認するためだったのだろう」と理解を示した。

 読者や視聴者の声は、事件を報じるメディアにも向かった。

 「ただ酔っ払って裸になっただけなのに、マスコミは騒ぎすぎ」「社会的に知名度も高いのだから、報道が大きく取り上げるのも理解できる」。

 藤竹名誉教授は草なぎが果たした日韓交流促進への貢献や地デジCMへの出演などを挙げ、「社会的影響力は大きく、現代日本人の規範にもなるような存在。メディアが騒ぐのもやむをえない」と指摘。一方、「過熱したわりには、表層的な報道が多かったのではないか」と手厳しい見方も示した。

 大谷氏も国民的アイドルに対するある程度の過熱報道には理解を示すが、今後の報道姿勢については「発言力が大きいタレントらの自覚を促し、より成長してもらうためにも、メディアは厳しい姿勢で臨む必要がある」と話し、芸能界とメディアの適切な緊張関係を目指すべきとの考えを強調した。サンスポより



一言 公然わいせつ物チ〜ン列罪にて略式起訴でお灸というのが妥当なところ。草なぎ宅への家宅捜索についても当然である。
常識では考えられない行動で薬物という疑惑が生じる。今回の件は当然のストーリーである。