ミス日本:鈴木恵理日大2年の20歳さんがグランプリ 


08年度ミス日本グランプリ鈴木恵理さん(中央)、ミス日本ネイチャーの岡田亜沙美さん(左)、ミス日本「海の日」都甲奈央さん(左から2人目)、ミス日本「空の日」の八木菜摘さん(右から2人目)、ミス日本ミス着物の石井佑貴美さん(右)=2008年1月28日

★ミス日本:鈴木恵理さんがグランプリ 日大2年の20歳、受賞に涙

 08年度ミス日本グランプリ決定コンテスト(同事務局主催)が28日、東京都内のホテルであり、東京地区代表で日本大2年の鈴木恵理さん(20)がグランプリに輝いた。
 ミス日本は、女優の山本富士子さんや藤原紀香さんらを輩出した歴史あるコンテストで、今回が40回記念大会。「健康的に輝くこころ美人」をテーマに、全国から2941人が応募。全国9ブロックの地区大会などを通過した27人が出場し、午前中の審査で残った10人が最終選考に進んだ。
 10人は、お茶を審査員席に運ぶなど、和装での所作が試された着物審査や、全員が純白のビキニ姿となり、ウォーキングやポージングを競う水着審査に挑戦。女優の水谷八重子さんや歌手の金井克子さん、丸山和也参院議員らが審査した結果、鈴木さんがミス日本に輝いた。また、ミス着物に石井佑貴美さん(22)、ミス日本ネイチャーに岡田亜沙美さん(21)、ミス日本「海の日」に都甲奈央さん(17)、ミス日本「空の日」に八木菜摘さん(20)がそれぞれ選出された。最終審査発表の前には、前年度ミス日本の萩美香さん(24)がステージに登場し、1年間のミス日本を務めたお礼を述べた。
 鈴木さんはグランプリに選ばれた瞬間、あまりの驚きで号泣。コンテスト後に落ち着きを取り戻し、「午前中のベストテン審査で落ちるだろうと思っていたので、応援に来ていた父母や祖母と焼肉を食べに行くつもりでした。(自分のエントリー番号の)12番が呼ばれた時は本当に信じられませんでした」と語り、「早く家族に会いたいです」と笑顔を見せていた。
◆ミス日本:グランプリの鈴木さん「福士選手を見て泣いた」
 28日に開かれた08年度ミス日本グランプリ決定コンテストで、グランプリを獲得した日本大2年の鈴木恵理さん(20)。コンテスト前日に行われた大阪国際女子マラソンで、福士加代子選手がトップ独走から一転して失速する姿を見て、「レベルは違うけれど、初マラソンで終盤タイムがどんどん悪くなっていく気持ちはよく分かりました」といい、福士選手が転倒しながらゴールしたシーンに「思わず泣いてしまいました」と明かした。
 鈴木さんは、3歳から水泳を始め、平泳ぎ選手として中学・高校は選手として活躍。大学入学後は「ジャパンマスターズ」18〜24歳の部門で優勝。いまも毎日4.6キロ泳ぐのが日課で、昨年12月のホノルルマラソンに挑戦し、約5時間40分でゴールした記録を持つ。鈴木さんは「周りの励ましや声援で完走できるのがマラソンの良さ。私の今日のグランプリも周りの人たちや家族が支えてくれたおかげです」と自身の栄冠とマラソンを重ね合わせていた。

◆ミス日本:「肩幅自慢」鈴木恵理さん
 日本人女性にふさわしい心と健康的で美しい身体を競う「第40回2008年度ミス日本グランプリ決定コンテスト」(スポーツニッポン新聞社後援)が28日、東京・新宿の京王プラザホテルで行われ、グランプリに日大2年の鈴木恵理さん(20)が選ばれた。水泳とマラソン好きのスポーツウーマン。初めての応募で2941人の頂点に立ち「天と地がひっくり返ったみたい」と喜びを表現した。
 「頭の中が真っ白。人生プランになかった」と驚いた表情の鈴木さん。壇上で大粒の涙が、とめどなくあふれた。「本当は壇上から飛び降りてでも両親のところに行って、胸で泣きたかったんです」と喜びを口にした。
 根っからのスポーツ娘だ。3歳から始めた水泳は今でも続けている。中学、高校時代には東京都大会に出場。競泳の第一線からは退いたものの、18歳で「マスターズ・ジャパン」の個人、団体で優勝した。現在も週に3〜4日、4キロほど泳いでおり「あこがれの選手は同じ平泳ぎの北島康介さん。ぜひ一度お話してみたいです」
 マラソンは、トレーニングの一環として始めた。昨年12月、米ハワイで行われたホノルルマラソンに出場。初のフルマラソン挑戦だったが「あきらめるのが嫌いなので、途中でやめようという気には全くならなかった」との言葉通り、ひざにケガを抱えながらも約5時間40分で完走した。
 昨夏に挑戦した「ゆかたクイーンコンテスト2007」でパフォーマンス賞を受賞。それが今回のチャレンジのきっかけとなった。審査員を務めた昨年度グランプリの萩美香さんを見て「すっごいキレイだなあと思って」。特別推薦枠での応募を促されて出場を決意。「でも、なんで自分がグランプリ?って思います。支えてくれた友人、先生、そして家族に心から感謝したい」。賞金100万円と副賞の豪州ペア旅行券は、両親にプレゼントするという。
 これからは自分自身が目標とされる立場。それでも「まだ20年しか生きていないので、世の中を知らない。それに、自分の個性が何なのかも見いだせていない。これからは“一期一会”を大切にして何にでも目を向けていきたい」と話す。将来は、特技を生かしたスポーツインストラクターや客室乗務員を目指すという。
 水泳を続けた影響からか、広くなった肩幅にコンプレックスを抱いていた。「オシャレに興味を持ち始めた頃に、肩幅が広くてはやりの服とか、かわいい服が着られなかったんです」。ただ、その悩みも吹っ飛んだ。「チャームポイントです。きゃしゃな子が多い時代なので、逆に“水泳やってるんだよ”って見せつけてやりたい」と満面の笑みで話した。
スポーツニッポン 2008年1月29日

◆ミス日本:紀香にビビッた岡田さん堂々スポニチ
 28日に開催される日本女性の美しさを競う「第40回2008年度ミス日本グランプリ決定コンテスト」(スポーツニッポン新聞社後援)の出場者激励会が27日、東京・新宿の京王プラザホテルで開かれた。本選を前に、web投票で選出される「ミス日本・スポニチ特別賞」が発表され、熊本大1年の岡田亜沙美さん(21)が選ばれた。また、今年度新設された「スリム特別賞」には青学大3年の瑞木(ずいき)舞さん(21)が選ばれた。
 エントリーナンバーが読み上げられた瞬間、岡田さんは「えっ」と驚いた表情を見せ、両手で口を覆った。壇上でトロフィーを受け取ると、涙がぽろぽろとこぼれた。「本当にうれしくて。私は今、本当に幸せだと思ってます」と喜びを表した。
 コンテストに出場するのは初めて。母・美由紀さん(45)に勧められての応募だった。当初は「藤原紀香さん(第24回グランプリ)のコンテストでしょ?私には無理」と断ったという。それでも美由紀さんに押し切られ、応募書類を出したところ、とんとん拍子で最終選考まで上り詰めた。
 スポニチ特別賞はスポーツニッポン新聞社のホームページ「スポニチアネックス」上で、今月4日から25日まで行われた投票で決定。岡田さんは総投票数約5万票のうち7143票を獲得。2位に2000票以上の差をつけた。
 医者になりたいと思い、医学部への進学を目指した。しかし3浪しても医学部に合格できず、大きな挫折を味わった。「立ち直ったつもりだった」と岡田さんは話すが、母の目にはそう映ってはいなかった。コンテストへの応募を促したのは「今のままじゃダメ。自信をつけさせなきゃ」と、愛娘を思う気持ちからだった。
 母への感謝の気持ちが受賞につながった。壇上で、副賞のバリ島旅行へ誰と行くか問われ、「一緒に頑張ってくれた母と行きます」と答えた。ただ、その後の懇親会中、「父がガッカリするかな…。やっぱり両親にあげます」と、父親への感謝の気持ちも忘れていなかった。
スポーツニッポン 2008年1月28日
◆ミス日本:「空の日」八木さん夢は道知事
 ミス日本「空の日」には北海道大学経済学部2年、八木菜摘さん(20)が選ばれた。外見の美しさに加え、機転の利く賢さと度胸の良さを審査員が絶賛。生まれも育ちも北海道で、将来の夢は「北海道のみんなのために頑張ります。北海道知事になること」と大きな目標を掲げた。
 八木さんは受賞が決まると、しばらく口を開けたまま。「まさかここに立つなんて思ってなかった」と、ぼう然とした。
 応募の動機は「毎日が学校とアルバイトの繰り返しで(ぐうたら生活を送る)“干物女”でした。そんな自分を磨きたいと思ったんです」とハキハキと笑顔で答えた。
 着物審査で扇を使い自分を表現する時に、扇が開かず慌てる場面もあった。それでも「私の緊張度を表しました」と機転の利いたコメントで、会場を笑いに包んだ。
 審査委員長の酒井政利氏は「知性が光り、コメントが凄く生きている。将来、政治家になるんじゃないでしょうか」と大物ぶりを指摘。ゲスト審査員を務めた弁護士で自民党参院議員の丸山和也氏も「表情が硬いけど、何かのために戦う決意が出ている。将来、もしライバルになったら強敵だね」と太鼓判を押した。
 そんな周囲の声を伝えると「実は北海道知事になるのが夢なんです」と遠慮がちに告白。生粋の道産(どさん)子で、27日に行われた激励会では「日本ハムコンサドーレ洞爺湖サミット、ノリにノっている北海道の力を借りて頑張ります」とあいさつしたほど郷土愛が強い。
 政治・経済に興味があり「政治の番組を見て文句を言うのが好き」という異色の女子大生。貧困層削減のためのNPO非営利団体)を設立することも目標の1つだ。
 知事になった際の政策を尋ねると「公務員の給料を減らすのはおかしい。職員のやる気がなくなったら町全体の雰囲気が悪くなる。それは間違ってると思うんです」と真剣な表情。「タレント議員にはなりたくない。信念を持って、大好きな北海道に恩返ししたい」ときっぱり。
 「空の日」。北の大地で育った美女にふさわしいタイトルだ。
スポーツニッポン 2008年1月29日

 第40回2008年度ミス日本グランプリ決定コンテストが28日、東京・西新宿の京王プラザホテルで開催され、日本大学文理学部2年の鈴木恵理さん(20)が応募総数2941人からグランプリを獲得した。

 鈴木さんは体育学科に在籍し、昨年12月のホノルルマラソンで完走したスポーツウーマン。水泳などで鍛えた1メートル65、B82W58H84の健康ボディーの持ち主だ。「プレッシャーもありましたが、『恵理らしく』と言ってくれた両親や、石川から応援に来てくれた祖母のおかげ。夢のようです」と大粒の涙をこぼした。

 鈴木さんの将来の夢は客室乗務員で、あこがれはミス日本グランプリ出身の女優、藤原紀香(36)。「ボランティアにも積極的に貢献されているすてきな女性。私も夢や希望を与える活動をしていきたい」と目を輝かせた。