ものの見方考え方

顕微鏡にはどうして3つのレンズがあるのでしょうか。最も倍率の高いレンズだけでよさそうなのに。一万倍のレンズでは細胞の細部は見えますが全体が見えないのです。低倍率のレンズでは細部はわかりませんが全体が見えるのです。対象物を観察するには細部とともに全体がどのように変化するのかを把握しなければ正確とは言えないのです。ミクロ(微視的)とマクロ(巨視的)といいます。
両者とも大切でバランスが大事です。全体(全体主義)と個(個人主義)をバランスよく理解する事が大切なものの見方のひとつです。
次に角度を変えて見る事です。カメラなどがいい例です。アングルが変わっただけで在る物が見えたり見えなかったりするものです。目に見えるものだけを見るのではなく心でも見るように心がけたいものです。後姿が良いので表も良いかというとそうでもなかったり。顔かたちはそうでもないのに心優しく天使の様なひともいます。
物の見方は一つではなく複数であるべきだという事です。一つの善悪、一つの価値判断ではいけないといことです。最低でも二つ以上のものの見方をしましょう。エル(L)字型の面積の求め方でさえも3通りありますね(足算系で2個、引算で1個)。そういう見方ができるようになると世界が開けてきます。目から鱗です。ほんの一部ですがクリックしていただいた方々の福音となれば幸いです。