★浅田真央今季GP2勝目、通算5勝目
★浅田真央(あさだ・まお)フランスで転んでも優勝
◆フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦、フランス杯最終日は17日、当地で女子フリーなどを行い、女子はショートプログラム(SP)首位の浅田真央(あさだ・まお)(愛知・中京大中京高)が合計179・80点で制し、第2戦のスケートカナダに続く今季GP2勝目、通算5勝目を挙げた。
浅田真は出だしのトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)で転倒したが、その後のジャンプを完ぺきに決めてフリーも122・90点で1位となり、2位のキミー・マイズナー(米国)に21・06点の大差をつけた。沢田亜紀(さわだ・あき)(関大)はSP12位から順位を上げ、合計99・18点で11位だった。
男子はSP2位のパトリック・チャン(カナダ)が合計214・94点で逆転勝ちし、SP5位の中庭健介(なかにわ・けんすけ)(パピオク)は合計177・61点で7位だった。
ペアは張丹、張昊組(中国)が196・96点で優勝した。産経より
◆自由の演技を終えると、浅田真の顔から自然と笑みがこぼれた。「きょうの自分の滑りはとても良かった」。前日、SP1位でも悔し涙を流した17歳は、そこにはいなかった。
冒頭、高難度のトリプルアクセル(3回転半)ジャンプでお尻から転倒。だが、それを忘れさせてしまうような表現豊かな演技。手足の先まで意識したスピンやチョウのように舞うストレートステップで、ショパンの幻想即興曲の調べに乗った世界を演じ切った。
SP3位から逆転優勝したスケートカナダは、代名詞のトリプルアクセルを封印した。大技なしでも勝負できるという自信とともに、失敗した時の残りの演技への不安もあったからだが、この日の滑りはそれを杞憂(きゆう)に終わらせた。「失敗しても、強い気持ちで他の部分で巻き返せた。次の大きなステップになったと思います」
同世代のライバル、マイズナーに約21点差を付ける圧勝。それでも、満足はしていない。「まずはSPを完ぺきにできるようにしないといけないし、上半身ももっと使えると思う」。そしてトリプルアクセルの復活−。12月のGPファイナルは、年齢制限で出場できなかったトリノ五輪と同じ舞台。心身ともに成長した姿を見せる時が待っている。(パリ時事)
◆フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ今季第4戦、フランス杯は17日、当地で女子フリーを行い、ショート・プログラム(SP)1位の浅田真央がフリーでも1位となり、合計179.80点で優勝を飾った。浅田は第2戦のスケートカナダに続き、今季2勝目。
キミー・マイズナーが合計158.74点で銀、アシュレー・ワグナー(ともに米国)が同158.63点で銅メダルを獲得した。
このほかの日本勢では、沢田亜紀が11位で今大会を終えた。ロイターより
一言 前日SPで1位になったのにもかかわらず、泣いていた。普通だったら失敗しても1位なのだから笑顔でも良かったのに。順位は1位でも失敗した自分に対しての悔し涙でした。ここに昨年とは違う浅田真央を見ました。今年はやるぞ浅田真央!
●今後のスケジュール
2007/11/22 - 11/25 ロシアカップ
小塚崇彦、ランビエル、中野友加里、村主章枝、キム・ヨナ
モスクワ/ロシア
2007/11/29 - 12/02 NHK杯
高橋大輔、南里康晴、中庭健介
安藤美姫、澤田亜紀、武田奈也
仙台/日本
2007/12/13 - 12/16 グランプリ・ファイナル
トリノ/イタリア