★知的、美人女優デボラ・カー地上より永遠に去るFrom Here to Etern

★知的、美人女優デボラ・カー地上より永遠に去るFrom Here to Eternity
◆ロンドン──名作映画「地上(ここ)より永遠に」や「王様と私」などに出演し、6度にわたってアカデミー主演女優賞にノミネートされた英女優、デボラ・カーさんが18日、英国東部サフォークで亡くなった。86歳。カーさんはパーキンソン病を患っていた。

スコットランドに生まれ、イングランドで育つ。5歳のころからダンスを始め、17歳でバレーの初舞台を踏む。その後、演劇に転向し、ロンドンの劇場などに出演。英BBCで子供向けの朗読番組や映画の端役などをこなす。

第一次世界大戦中は英国の映画に出演。1946年に、クラーク・ゲーブルの相手役に抜擢され、米国での活動が本格的になる。
映画「EDWARD MY SON」で初めてアカデミー主演女優賞にノミネートされると、その後は「地上(ここ)より永遠に」、ミュージカル映画王様と私」、「白い砂」「旅路」「サンダウナーズ」で同主演女優賞にノミネートされた。

しかし、一度も受賞にはいたらず、アカデミー賞を主宰する映画芸術科学アカデミーは1994年に、名誉賞を授与した。
エレガントさで知られニックネームは“イギリスの薔薇”。代表作は『王様と私』だった。パーキンソン病を長年患い、イギリスにて2007年10月16日、86歳で死去した。CNNJPより

◆映画「地上(ここ)より永遠に」「王様と私」などで知られる英国人女優デボラ・カーさんが16日、英東部サフォークで死去した。18日、代理人が明らかにした。86歳。AP通信によると、パーキンソン病を患っていたという。

 カーさんはバレエを学んだ後、41年に映画デビュー。1人3役を演じた「老兵は死なず」で注目され、ハリウッドに招かれた。47年公開の「黒水仙」やクラーク・ゲーブルと共演した「自信売ります」で人気を決定づけた。知的さやバレエで身に付けたエレガントさがスクリーンに映えた。

 「地上より−」のほか「白い砂」「旅路」など6作品でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたが、受賞はできず「オスカーの偉大な敗者」と呼ばれた。94年にアカデミー名誉賞を受賞した。
 パーキンソン病を患ってからは、スイスのマンションなどで療養生活を送っていた。夫で脚本家のピーター・ビアテル氏は、同じ病気と闘う米俳優マイケル・J・フォックスの支援キャンペーンに、援助などの協力を要請したことがあった。日刊スポーツより

◆英PA通信によると、映画「王様と私」「地上より永遠に」などで知られる英国出身のハリウッド女優、デボラ・カーさんが16日、英東部サフォーク州で死去した。86歳だった。代理人が18日明らかにした。長年パーキンソン病を患っていたという。

 1921年、英スコットランド生まれ。バレリーナから女優に転身し41年に映画デビュー。47年「黒水仙」で一躍注目を浴び、知的な美人女優として知られた。53年「地上より永遠に」や56年「王様と私」などで計6回、アカデミー主演女優賞にノミネートされたが受賞はできず、「オスカーの偉大な敗者」と呼ばれた。94年にはアカデミー名誉賞を受賞した。サンスポより

◆映画「地上より永遠に」(1953年)や「王様と私」(56年)などで知られる英国人女優デボラ・カーさんが16日、英東部サフォークで死去した。86歳。代理人が18日、明らかにした。AP電などによると、パーキンソン病を患っていたという。

 1921年9月、スコットランド生まれ。バレリーナから女優に転身し、41年に映画初出演。「地上より永遠に」では故バート・ランカスターと伝説的なキスシーンを演じ、話題に。知的な美人女優として知られ、同映画などで計6回、アカデミー主演女優賞にノミネートされたが、受賞は逃し「オスカーの偉大な敗者」と呼ばれた。94年にはアカデミー名誉賞を受賞した。

 端正な顔立ちで気品にあふれた女優で、日本では三島由紀夫が評価した。2人の娘と3人の孫がいる。スポニチより



★一言 代理人によると、デボラさんは家族に付き添われて静かに息を引き取ったという。1953年『地上より永遠に』で人妻を演じ、波打ち際でのバート・ランカスターと濃厚なキスシーンは忘れられないラブシーンである。オスカーの偉大な敗者

●デボラ・カー(Deborah Kerr、本名:デボラ・ジェーン・カー・トリマー
Deborah Jane Kerr-Trimmer、CBE 1921年9月30日 - 2007年10月16日)はイギリス・スコットランド(ヘインズバーグ)

出身の元女優である。
サドラーズ・ウェルズ・バレエ団のバレリーナだったが身長が高かったため女優に転身、ロンドンなどの舞台に立つ。1940年にイギリス映画"Contraband"で映画デビュー。1947年、マイケル・パウエルの「黒水仙」で注目され、ハリウッドに招かれる。アカデミー主演女優賞に計6度ノミネートされるが受賞できず、1994年にアカデミー名誉賞を受賞。

主な出演作品
• 『老兵は死なず』 − The Life and Death of Colonel Blimp(1943)
• 『愛ふたたび』(日本未公開作品) − Count Your Blessing(1947)
• 『黒水仙』 − Black Narcissus(1947)※キネマ旬報ベストテン第10位
• 『自信売ります』(日本未公開作品) − The Hucksters(1947)
• 『キング・ソロモン』 − King Solomon's Mines(1950)
• 『クォ・ヴァディス』 − Quo Vadis(1951)
• 『ゼンダ城の虜』 − The Prisoner of Zenda(1952)
• 『東方の雷鳴』 − Thunder in the East(1952)
• 『悲恋の王女エリザベス』 − Young Bess(1953)
• 『ジュリアス・シーザー』 − Julius Caesar(1953)
• 『地上より永遠に』 − From Here to Eternity(1953)
• 『情事の終り』 − The End of the Affair(1955)
• 『誇りと冒瀆』 − The Proud and Profane (1956)
• 『王様と私』 − The King and I(1956)
• 『お茶と同情』 − Tea and Sympathy(1956)
• 『白い砂』 − Heaven Knows, Mr. Allison(1957)
• 『めぐり逢い』 − An Affair to Remember(1957)
• 『悲しみよこんにちは』 − Bonjour tristesse(1958)
• 『旅路』 − Separate Tables(1958)
• 『旅』 − The Journey(1959)
• 『悲愁』 − Beloved Infidel (1959)
• 『サンダウナーズ』 − The Sundowners(1960)
• 『芝生は緑』 − Beloved Infidel (1960)
• 『六年目の疑惑』(イギリス映画) − The Naked Edge(1961)
• 『回転』 − The Innocents(1961)
• 『ドーヴァーの青い花』(イギリス映画) − The Chalk Garden(1964)
• 『イグアナの夜』 − The Night of the Iguana(1964)
• 『結婚専科』 − Marriage on the Rocks(1965)
• 『007 カジノ・ロワイヤル』 − Casino Royale(1967)
• 『天使のいたずら』 − Prudence and the Pill(1968)
• 『さすらいの大空』 − The Gypsy Moths(1969)
• 『アレンジメント/愛の旋律』 − Prudence The Arrangement(1969)